2010年03月25日

将来はヴィンテージも 本格派「ノンアルコールワイン」の実力は?!(産経新聞)

 山梨県甲州市のワインメーカー、シャトー勝沼(今村英勇会長)はワインテイストのノンアルコール飲料「Katsunuma Grape」を19日から発売した。ワインと同じ製造過程を通るのだが、発酵酵母を使わないためワインの風味を残しながらアルコール度数が「0・0%」。ビールテイスト飲料が流行しており、今村会長は「ノンアルコール市場が楽しみになってきた」と語った。

 ノンアルコールワインは海外でも作られているが、醸造後にアルコールを消すため、ワインが持つ酸味や渋みが薄れてしまい、アルコールも完全には消えず人気はいまひとつだという。

 同社は4年前からノンアルコール飲料開発に着手した。製造では酵母を加えないことで甘みを抑え、果汁の酸味を生かした。

 特に赤ワイン渋みを緑茶から抽出するという特許製法(出願中)の開発に成功し、結果として「濃いルビー色をして赤ワインの風味を持たせることができた」と、これまでのワインテイスト飲料との違いを強調する。

 同社は130年超の歴史あるワイナリーで、これまで本格ワインを追求してきたが、ノンアルコール飲料の開発には「直営レストランでワインを楽しめないドライバーにもワインが楽しめたら」との発想があったという。

 販売担当者は「製造方法がワインに近いため、ポリフェノールやカテキンが含まれ、カロリーも100ミリ中30キロカロリー」と説明し、健康飲料としても薦めている。ただ、特許出願中とあって、詳しい製造方法は「これ以上お教えできません」という。

 今村会長は「市場の動きをみながら、半年後には白ワインテイストの発売を始めてみたい」とも話した。「Katsunuma Grape」は720ミリリットル入り1本1050円(税込み)。20万本を日本酒類販売会社を窓口に全国販売する。(電)0553・44・0073。

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2010年03月20日

沖縄知事、次々飛び出す普天間移設案に困惑(読売新聞)

 自民党の谷垣総裁は15日朝、那覇市内で沖縄県の仲井真弘多知事と会談し、米軍普天間飛行場の移設問題などについて意見交換した。

 仲井真知事は「主に報道を通じて政権側がいろいろ移設案をぶち上げるが、(今後)どうしていくのか全く見えず、困っている」と不満を訴えた。

 会談後、谷垣氏は記者会見し、「具体的な成案もないアイデアをぶち上げ、沖縄の方々に、しなくてもよい内部対立を生んだ。日米関係も損なった」と鳩山政権を厳しく批判した。

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2010年03月17日

<トキ襲撃>テン駆除に専門家が論争 生態系壊れる?(毎日新聞)

 新潟県の佐渡トキ保護センターで国の特別天然記念物トキがテンに襲われた事故で、小沢鋭仁環境相は15日、トキを外敵から守る検討会を設置する方針を固めた。だが、テンは半世紀前に持ち込まれ、生態系の一部となった。専門家の間でもテンを駆除するかどうかの答えはみえない。

 環境省によると、テンは14〜15日にトキが襲われた訓練施設「順化ケージ」内外で計10回、確認された。ケージの金網の網目より大きなすき間が263カ所あり、テンが出入りできる状態だった。

 テンは杉の苗を食べるノウサギ駆除を目的に、1959〜63年、24匹が本州から持ち込まれた。03年には推定2000匹にまで急増した。テンの生態に詳しい佐渡市の矢田政治・元両津郷土博物館館長は6年前、自宅でヒヨコ18羽がテンに襲われた。「3センチのすき間で侵入する。放鳥したトキを守るため、ワナをかけて駆除すべきだ」と主張する。

 これに対し、新潟大の箕口秀夫教授(森林生態学)は「佐渡に定着して50年。生態系の中に組み込まれた。駆除すると、地域の食物連鎖が壊れる」と否定的だ。

 人が生態系に手を加え、悪化した例は多い。沖縄本島にしか生息しない鳥ヤンバルクイナは、ハブ対策のマングースのために激減。米イエローストン国立公園ではシカ駆除のために、オオカミを持ち込んだが、その功罪で論争が続く。

 16日に開かれる環境省専門家会合の小宮輝之座長は「問題はトキにとどまらない。外来種対策を真剣に考えたい」と話す。【足立旬子、畠山哲郎】

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